交通事故賠償

交通事故にあってしまった際に、どんな補償があるのか知らない方も多いと思います。

自賠責保険が適応になれば「治療費が0円」ということをご存じの方は多いと思いますが、「慰謝料」も支払われるということは知らなかったと仰る方は非常に多いです。

今回は交通事故後の賠償に関して、損をしないために覚えておいて欲しい内容をお伝えしていきます。

交通事故賠償の仕組み

交通事故によって発生する損害は大きく分けて物損事故と人身事故 に分かれます。
それぞれのケースで利用できる保険や補償の内容が異なります。

物損事故の場合

物損事故とは「車・自転車・建物などの物」に損害が発生したケースを指します。

【補償の内容】

• 車両の修理代
• レッカーや代車費用
• 壊れてしまった物品の修理・買い替え費用

物損事故では自賠責保険は使えません。
自賠責保険は人のケガや命を守るための保険だからです。

そのため、物損事故の補償は 事故の当事者が加入している任意保険 を通じて行われるのが一般的です。
任意保険に加入していない場合は、当事者が直接費用を負担するケースもあります。

人身事故の場合

人身事故とは「人がケガを負った、または亡くなった」ケースを指します。
整骨院に通院される多くの患者様は、この「人身事故」に該当します。

【補償の内容】

• 治療費（病院・整骨院での施術費用）
• 通院の交通費
• 休業損害（働けなかった分の収入補償）
• 慰謝料（精神的苦痛に対する補償）

まず使われるのが自賠責保険です。
自賠責保険は被害者救済を目的とした制度で、治療費や慰謝料などを最大120万円まで補償してくれます。

ただし、交通事故のケガは長引くことも多く、120万円を超えるケースも少なくありません。
その際には 相手方の任意保険が不足分をカバーし、より安心できる補償が受けられます。

人身事故への切り替えについて

「事故直後は物損事故として処理したが、数日後に体の痛みが出てきた」というケースは少なくありません。
この場合、相手のいる事故であれば人身事故に切り替えることができ、自賠責保険を利用することが可能です。

一方で、自損事故（自爆事故）の場合は人身事故への切り替えはできません。
そのため自賠責保険は使えず、自分自身のケガについては任意保険の「人身傷害補償」などを利用する形になります。

整骨院での治療と保険適用

交通事故で「むちうち」や「腰の痛み」などが出た場合、整骨院での施術も 自賠責保険の対象となります。（※医師の診断・同意が必要）
そのため、窓口負担0円で治療を受けられるケースがほとんどです。

さらに任意保険を通じて、通院交通費や休業損害も補償されるため、安心して通院できます。

アットイーズグループのサポート体制

当院では、患者様が不安なく保険を利用できるよう、以下のようなサポートを行っています。

• 保険の仕組みをわかりやすく説明
• 保険会社とのやりとりをアドバイスし、スムーズに対応できるよう支援
  

まとめ｜交通事故の賠償範囲は、どの保険を使用するかで変わる

• 物損事故 → 任意保険や当事者の自己負担で補償
• 人身事故 → まず自賠責保険（上限120万円）、不足分は任意保険でカバー
• 物損から人身への切り替え → 相手のいる事故であれば可能
• 自損事故（自爆事故） → 自賠責保険は使えず、任意保険の人身傷害補償を利用

一見「軽い事故だから大したことはない」と思っても、体に不調が出てくる場合もあります。
仙台市・多賀城市のアットイーズグループでは、体のケアと保険の手続きをトータルでサポートしております。

どうぞお気軽にご相談ください。