打撲
打撲とは
打撲は転倒や衝突などの外力によって筋肉や皮下組織が損傷し、内出血や炎症が起こるケガです。骨に異常がなくても、組織の腫れや内出血が強いと痛みや可動域制限が長引くことがあります。特に太ももやすねのように筋肉量が多い部位では、広い範囲にわたって血腫が拡がりやすく、治癒まで時間がかかるケースも少なくありません。
打撲が長引く原因は？
- 炎症の持続
受傷直後に十分なアイシングができず炎症が長引くと、痛みが治まりにくくなります。
- 血腫の残存
内出血が吸収されずに硬いしこり（血腫）が残ると、周囲の筋肉や神経を圧迫して違和感が続きます。
- 関節や筋肉の柔軟性低下
痛みをかばって動かさない期間が長いと、筋肉がこわばり可動域が狭くなります。
- 日常動作の負担
階段の昇り降りや長時間の立ち仕事などで患部に微細な負荷がかかり続け、治癒が遅れることがあります。
打撲を予防するためには
1.安全な環境を整える
室内の段差や障害物を減らし、転倒リスクを下げましょう。
2.ストレッチで柔軟性を保つ
太ももやふくらはぎなど大きな筋肉を中心に、ゆっくりと伸ばす習慣をつけると衝撃に耐えやすくなります。
3.筋力トレーニングを行う
ウォーキングやスクワットで下肢の筋力を高め、体を支える力を養いましょう。
4.適切な休養と睡眠
筋肉や血管の修復は睡眠中に進みます。疲労をため込まないことがケガの予防につながります。
5.保護具の活用
スポーツ時にはサポーターやパッドを着用し、衝撃を緩和しましょう。
当グループの打撲施術
電気治療（テクトロン）を中心に、炎症と痛みの早期軽減を図ります。微弱電流が患部深部まで届き、消炎鎮痛とともに血流を促進。腫れの軽減と血腫の吸収を手助けします。
- 受傷直後の強い痛みや熱感がある場合でも対応可能
- 刺激感が少なく、お子様からご高齢の方まで安心
- 症状が落ち着いた後はリハビリとして軽い関節運動やストレッチを併用し、可動域を回復させます
お身体の状態を確認したうえで施術計画をご提案します。気になることは何でもご相談ください。
よくあるご質問
Q. 打撲した直後は冷やすべきですか？
A. はい。個人差はありますが、受傷後48時間〜72時間程度は炎症症状が続きます。氷や保冷剤で10〜15分冷却→1時間休憩を繰り返し、炎症と内出血を抑えましょう。
Q. 温めるタイミングはいつですか？
A. 腫れや熱感が引き、押すと鈍い痛み程度に落ち着いてからがおすすめです。温熱で血流を促進し、回復を早めます。
Q. 早く治すために動かしたほうがいいですか？
A. 強い痛みが残る間は無理をせず、軽いストレッチや痛みのない範囲の運動から始めてください。
打撲の痛みや腫れでお困りの際は、いつでもお気軽にご連絡ください。専門スタッフが丁寧にお話を伺い、最適なケアをご提案いたします。
