自爆事故
自爆事故は「自分だけの事故」でも油断できない
「自爆事故」とは、相手の車や歩行者を巻き込まず、自分だけが関わる事故のことです。「単独事故」と呼ばれることもあります。
たとえば、ブレーキやハンドル操作を誤ってガードレールに衝突したり、雨の日にスリップして縁石に乗り上げたりするケースなどが典型です。
「他人を巻き込んでいないから問題ない」と思われがちですが、実際には体に大きな衝撃が加わっているため、放置すると深刻な症状につながることもあります。
「自爆事故」と「自損事故」の言葉の違い
「自爆事故」と「自損事故」は、どちらも 自分だけが関わる事故 を指します。意味は同じですが、使われる場面に違いがあります。
- 自爆事故 …日常会話や一般的な表現としてよく使われる
- 自損事故 …保険会社・警察などの公的な場面で使用される
つまり、言葉が違っても示す内容は同じです。整骨院や保険対応の話では「自損事故」という言葉がよく出てきますが、患者様にとっては「自爆事故」という言い方の方がイメージしやすいかもしれません。
事故直後は症状が出なくても要注意
交通事故の直後は、強いショックや緊張でアドレナリンが分泌され、体の不調を感じにくくなっています。
しかし時間が経つと、
- 首や肩のこわばりや痛み
- 腰痛や背中の違和感
- 頭痛、めまい、吐き気
といった症状が現れるケースは少なくありません。
とくに多いのが「むちうち（頚椎捻挫）」です。自爆事故であっても発症することがあり、日常生活に支障をきたすほどのつらさを引き起こす場合もあります。
自爆事故では自賠責保険は適用外
自爆事故の場合、自賠責保険は基本的に利用できません。
自賠責は「被害者を守るための保険」であり、運転者自身のケガは対象にならないためです。
自分の治療費や慰謝料を補償してもらうには、任意保険の
- 人身傷害補償
- 搭乗者傷害補償
- 自損事故補償
といった補償が必要です。これらに加入していれば、整骨院での施術費用が補償されるケースもあります。
さらに重要なのは、事故後すぐに警察へ届け出をすることです。届出を怠ると交通事故証明書が発行されず、保険会社への請求が難しくなったり、最悪の場合は支払いが拒否されることもあります。
補償をきちんと受けるためにも、事故後の警察への連絡は必ず行いましょう。
整骨院でのサポートと早めの対応が大切
自爆事故であっても、体にかかる負担は「車同士の衝突事故」と変わりません。
「少しの衝撃だから大丈夫」と自己判断せず、必ず病院や整骨院で診察を受けることが、早期回復のカギになります。
アットイーズグループでは、
- 保険会社とのやり取りに関するアドバイス
- 病院との併用通院のご案内
- 任意保険を利用した施術相談
などを行い、事故後の不安を軽減できるようにサポートしています。
まとめ｜自爆事故も軽視せず、補償内容を確認しましょう
自爆事故は「自分だけの事故だから大丈夫」と思われがちですが、体には目に見えないダメージが残っていることが多いものです。
また、自賠責保険が使えないため、任意保険の内容をきちんと確認しておくことがとても大切です。
アットイーズグループ（仙台市・多賀城市の3店舗）では、自爆事故によるケガの施術や保険のご相談に対応しております。お気軽にご相談ください。
