自転車事故
自転車事故は誰にでも起こりうる「身近なリスク」

自転車は手軽で便利な交通手段ですが、その分事故のリスクも高い乗り物です。
通勤・通学や買い物など日常生活の中で利用する人が多く、歩行者や自動車との接触事故も少なくありません。
例えば、
- 車との出会い頭の衝突
- 信号無視や飛び出しによる接触
- 夜間や雨天での視認性の低下による事故
など、思わぬ瞬間に起きてしまいます。
特にヘルメットの未着用や、スマホを見ながらの「ながら運転」によって、重大なケガにつながるケースも増えています。
自転車事故で多いケガとは?
自転車事故では、車との接触に比べて防護が少ないため、体に直接衝撃が加わりやすいのが特徴です。
代表的なケガとしては:
- 打撲や擦過傷(転倒による外傷)
- 骨折(手首・肘・鎖骨・脚など)
- むちうち(転倒や車との接触による首の衝撃)
- 腰や肩の捻挫
などがあります。
見た目には軽傷に見えても、実際には骨や関節、神経にダメージが残っていることも少なくありません。
事故直後は症状がなくても注意が必要

「転んだだけだから大丈夫」と思ってしまう方も多いですが、事故直後はアドレナリンの影響で痛みを感じにくい状態になっています。
数日経ってから、首や腰の痛み、頭痛やしびれなどの症状が出てくることもあります。
特にむちうち症状は時間が経ってから悪化するケースが多いため、必ず医療機関や整骨院で検査・施術を受けることが大切です。
自賠責保険と自転車保険の違い
自転車が関係する事故でも、相手が自動車であれば【自賠責保険】が適用され、窓口負担0円で施術が受けられるケースがあります。
一方、自転車同士や自転車と歩行者との事故では、自賠責保険が使えないため【自転車保険】が大きな役割を果たします。
■自転車保険とは?
自転車保険は、事故で相手をケガさせた場合の「賠償責任」や、自分自身がケガをしたときの「補償」に対応する保険です。
現在、多くの自治体で加入が義務化されており、特にお子さまの通学や通勤で自転車を使う方は加入必須といえるでしょう。
例えば:
- 自転車で歩行者にぶつかり、相手が骨折 → 高額な賠償金を保険でカバー
- 自転車同士の接触で自分がむちうちに → 通院費や治療費を補償
といったケースで強い味方になります。
自転車保険に入っていないと・・・

もしも自転車で歩行者と接触して怪我をさせてしまったり、自転車同士の衝突により自分の過失割合が多いと判断された場合、賠償は自己負担となります。
事故の大きさや被害状況によっても大きく変動しますが、数百万〜数千万の賠償責任が発生するケースもあります。
宮城県では、自転車安全利用条例(令和2年7月13日公布,条例第50号)が制定されたことにより、令和3年4月1日から宮城県内で自転車を利用する際には、自転車損害賠償保険等への加入が義務となっています。
自転車に乗る方や、ご家族の方が自転車に乗る場合は、1度自転車保険への加入ができているかをご確認いただき、加入できていない場合はすぐに加入して、自転車事故によるリスクに備えていきましょう。
自動車保険、火災保険、傷害保険の特約に自転車に関する保険が含まれている場合があるので、そちらも1度ご確認することをおすすめします。
保険によっては1年ごとの更新が必要な場合もあるので、更新忘れにも注意が必要です。
自賠責保険の対象になる車両

【対象となる車両】
- 原動機を有する車両(公道を走行するもの)
- 自動車(二輪車・軽自動車・普通車・トラックなど)
- 原動機付自転車(いわゆる原付)
- 小型特殊自動車
- ミニカー(50cc以下で4輪のもの)
- 電動キックボード(一定の条件を満たす場合)
対象となる車両との事故は、自賠責保険が適応になるケースがあります。自転車事故=自賠責保険が使えない。というわけではないので、まずは1度ご相談ください。
まとめ|自転車事故は「保険」と「早期治療」がカギ

自転車事故は、ちょっとした油断から起こりやすく、思った以上に大きなケガにつながることもあります。
「軽いケガだから大丈夫」と自己判断せず、まずは医療機関・整骨院でしっかりと検査を受けてください。
また、自賠責保険が使えるケース、自転車保険を活用できるケースがあるため、事故後は一度ご相談いただくことをおすすめします。
仙台市・多賀城市に展開するアットイーズグループが、あなたの健康と安心をサポートいたします。




















